北都サービスの現場には、専用の作業車両が欠かせません。下水道の清掃から道路の維持管理まで、それぞれの仕事に特化した車両が日々活躍しています。
この記事では、私たちが現場で使う5種類の代表的な車両について、その役割と点検のポイントをわかりやすくまとめました。これから働くことを考えている方にも、発注を検討されている方にも、私たちの仕事の丁寧さが伝わればうれしいです。

北都サービスの作業車両
私たちが扱う車両は、担当する仕事によって2つに分かれます。
・下水道清掃で使う車両:高圧洗浄車・強力吸引車
・道路清掃で使う車両:路面清掃車・散水車・塵芥運搬車
それぞれの車両が異なる役割を持ち、互いに連携しながら横浜の街のインフラを支えています。以下では、各車両の特徴と点検ポイントを詳しくご紹介します。
高圧洗浄車
下水道の詰まりを、高圧の水で一気に解消する
タンクに積んだ水を高圧ポンプで加圧し、ノズルから勢いよく噴射して、下水道管や側溝・排水設備の汚れを洗い流す車両です。北都サービスの現場でもっとも稼働頻度が高い車両のひとつで、詰まりの除去から定期清掃まで幅広く使われます。
洗浄の圧力は数十〜数百気圧にもなります。それだけに、機器のコンディション管理は安全に直結する、とても重要な作業です。

点検のポイント
現場に出る前に、次の項目を必ず確認します。
- 高圧ホースに亀裂や摩耗はないか。継手部分から水が漏れていないか
- ポンプの吐出圧力・流量が規定値の範囲に収まっているか
- 水タンクの残量は十分か。補給ラインの詰まりやバルブの状態はどうか
- エンジンやPTO(パワーテイクオフ)に異音・振動・油圧の異常はないか
- ノズルが摩耗・詰まりなく、正しい角度で噴射できるか
- 安全弁(リリーフバルブ)が正常な圧力で作動するか
現場からひとこと
高圧ホースは、外見が問題なさそうに見えても、内部が劣化していることがあります。水圧に耐えられず、破裂してしまうことがあり、そうなったら交換になります。見た目の劣化も見落とさない。
強力吸引車
汚泥を丸ごと吸い上げる、頼もしい相棒
大型の真空ポンプでタンク内を負圧にして、汚泥・砂・スラリーなどをごっそり吸い込む車両です。下水道管や桝(ます)の清掃で出た汚泥の回収、グリーストラップの清掃など、さまざまな現場で力を発揮します。
高圧洗浄車と2台1組で動くことが多く、チームワークを体現するような存在です。

点検のポイント
吸引系統・タンク・ポンプをそれぞれ丁寧に確認します。
- 吸引ホースや継手に亀裂・詰まり・空気漏れはないか
- 真空ポンプの油量は適正か。オイルの劣化やベルトの張りも確認
- タンク満量の警報と、オーバーフロー防止弁が正常に動くか
- タンク内壁の腐食や、汚泥が固着していないか定期的に目視する
- 排気処理フィルター(脱臭フィルターなど)が目詰まりしていないか
- 作業後のタンク洗浄と、残留物の適正処分が済んでいるか
現場からひとこと
タンクが満量の状態で作業を続けると、機器の損傷や漏洩につながります。現場でこまめに残量を確認し、搬出のタイミングを計画しておくことが重要です。
路面清掃車
道路のゴミや砂塵を、走りながら一掃する
回転ブラシと吸引の機構を組み合わせ、道路上のゴミ・砂塵・落ち葉・小石などを効率よく集める車両です。スイーパーとも呼ばれます。散水機能を持つ機種なら、粉塵を舞い上がらせずに清掃できます。
街をきれいに保つだけでなく、側溝への流入を減らすことで、下水道への負担軽減にもつながっています。

点検のポイント
ブラシ・コンベア・ホッパー・吸引系統の4つを軸に確認します。
北都サービスで使用しているデュレボ車は、吸引装置まで付いています。
- メインブラシ・サイドブラシに摩耗や変形はないか。取り付け角度は正しいか
- 吸引ダクトやフィルターが目詰まり・亀裂を起こしていないか
- ゴミ収集ホッパーの容量と、排出ゲートの開閉動作を確認する
- 散水ノズルが詰まらず、均一に噴霧できているか
- 走行中に異音・振動が出ていないか(ブラシ駆動系の不具合のサインになります)
- 収集物が適正に廃棄・処理されているか
- コンベアに亀裂が入っていないか
現場からひとこと
ブラシは消耗品です。摩耗が進むと清掃の効率がぐっと落ちます。使用時間に合わせた交換サイクルをあらかじめ決めておくと、品質を安定して保てます。
散水車
粉塵を抑え、安全な道路環境をつくる
タンクの水を道路・工事現場・緑地などに散水する車両です。粉塵の飛散防止、熱中症対策、芝生への灌水、工事現場の防塵など、用途は幅広くあります。
見た目はシンプルですが、ポンプ・配管・ノズルが連携して動く精密な機械です。整備を怠ると、水漏れや噴射不能といったトラブルが現場で起きかねません。

点検のポイント
タンク・ポンプ・配管・ノズルを順番に確認します。
- 水タンクに亀裂や水漏れはないか。タンク内部の汚染も定期確認する
- 散水ポンプの吐出圧力は適正か。起動・停止の動作に問題はないか
- フロント・リア・サイドの各ノズルが詰まらず、正しい方向に噴射できるか
- 送水弁・排水弁など、バルブ類がスムーズに開閉できるか
- 配管やホースの接続部に、締め付け不足・腐食・摩耗はないか
- 作業後は配管内を空にして、凍結や錆を防ぐ
現場からひとこと
散水量の設定を誤ると、道路が過剰に濡れて事故のリスクが高まります。作業前に現場の状況を確認して、散水量を適切に設定することが大切です。
塵芥運搬車(ダンプトラック)
廃棄物や土砂を積んで運ぶ
現場から出た廃棄物や土砂を積み込み、処理場や処分地へ運搬する車両です。荷台を後方に傾けて積み荷を降ろす「ダンプ機構」が特徴で、路面清掃や下水道工事の現場で発生する残土・廃材などの搬出に活躍します。
毎日、重量物を扱う過酷な環境で稼働します。それだけに、細かな点検の積み重ねが安全な運行を支えています。

点検のポイント
荷台・車両全般を確認します。
- 荷台が走行中に開かないよう、あおりのロックが確実にかかっているか
- 荷台内壁に腐食・破損はないか
- 積み荷が落下しない状態か確認
- タイヤの摩耗・空気圧は適正か
- ブレーキ・灯火類など、一般的な日常点検項目を確認する
- 作業後は荷台内を清掃し、残留物をしっかり除去する
現場からひとこと
走行中のあおりの開きは、後続車への落下物事故に直結します。積み込み後は必ずロックを確認してから出発することが、自分と周囲の安全を守ることになります。
毎日の点検が、信頼される現場をつくる
5種類の車両を紹介しましたが、共通して言えることがあります。それは、「毎日の点検が、仕事の質と安全の土台になっている」ということです。
点検を怠れば、事故・品質の低下・コストの増大につながります。逆に、点検を丁寧に続ける現場は、発注者にも、市民にも、一緒に働く仲間にも信頼される現場になります。
北都サービスは、横浜のインフラ維持管理を45年以上にわたって担ってきました。これからも、車両一台一台を大切に管理しながら、安全・正確・迅速な現場を続けていきます。

